時間
旧友がロンドンに来た。
画人 『田中紗樹』 その人である。
実のところ、彼女に出逢ったのは1年ちょっと前で、
実際にあったのも10回にも満たないのであるが、
その気さくさと、呼吸の合い方のドゥインッさは、
僕に取って、旧友と呼ばずにはいられない存在なのである。
そんな彼女に、
約1年ぶりにロンドンで再会したのであるが、
あった瞬間の感触は、ビックリするぐらい普通だった。
相変わらずの、普通っぷりであった。
久しぶりかつ、ロンドンの街での再会にも関わらず、
さも、2週間ぶりに椎名町辺りでまた会う感じ。
それが逆に、新鮮でさえあった。
そんな彼女が、わざわざロンドンまで来てくれ、
展示をしてくれている。
なんという、光景であろうか。
感慨深いものがある。
これまで、東京のお店では何度も展示を企画して来ていたが、
今回は、何とも言えない悦びと、
いい意味での気楽さがあった。
いつか彼女は超大物になり、
僕は、場末の飲み屋で、
「田中紗樹知ってる? あの人ねぇ、よく知ってるんすよぉ〜僕...」
とか言ってクダ巻くのが、今の僕の夢である。
彼女にどう想われるかは別として、
僕にとっては素敵な夢。
彼女には、思う存分、描き続けて欲しい。
迷う事、無く...
帰りしな、サイモン&ガーファンクルのOld Friend が頭によぎる。
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