仕事から帰る路、近くの神社で夜店が出ていた。
それを横目に、何時から自分はこの手のお祭り行事に興味がなくなってしまったのか。
自問していた。
寝る支度をすませ、消灯。
最近は12時前に寝る事を、人生の目標としている。
11 時 30 分、 床に着く。
午後 11 時 40 分。
よい子はとっくに寝静まっている時間。
阿佐ヶ谷の湿りきった夜空に、甲高い音のサイレンが鳴り響いた。
台風警報。
窓の外では、コオロギたちが涼しげな声で鳴いているのに。
嵐の前の静けさであろうか。
なぜだか、胸騒ぎがする。
おしりのあなが、ムズムズする。
子供の頃から、いつになっても変わらないのであろうか、
こういう反応は。
嵐の高揚感というのは、ある。