「一番好きな画家は誰ですか?」
と聞かれたら、
迷わずこう答えるであろう。
『エゴン・シーレ』
と。
北斎も捨て難いが、
やはりシーレであろう。
桁外れな『人間味』を感じる。
苦しみや、悲しみ、
理不尽や、違和感が、
美しい線の中に昇華されたその画に対峙し、
涙が出るくらいに、感激した。
『美しい』
というのとは一寸ちがう
『魅力』
というものがあるとすれば、
ぼくは、美しいものよりも、
魅力的なものの方が好きなんだろう。
魅力の裏には、必ずクセがある...
余談ではあるが、
シーレと同時にクリムトの作品も展示されていた。
クリムトの画は3年程前にも観た事があったのだが、
今回改めてクリムトを観ると、
どういうわけか、“傲慢さ”と“劣等感”を感じた。
『自分の目の前にあるモノゴト=自分を現す鑑』
だとすると、
今日得た感想というのは、実に興味深く、
現在の自分を見つめる上で貴重な経験といえるのだが、
それはさておき、今日は変な天気だったぁな...
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