2011年9月20日火曜日

シーレ

「一番好きな画家は誰ですか?」

と聞かれたら、

迷わずこう答えるであろう。

『エゴン・シーレ』

と。


北斎も捨て難いが、

やはりシーレであろう。


桁外れな『人間味』を感じる。

苦しみや、悲しみ、

理不尽や、違和感が、

美しい線の中に昇華されたその画に対峙し、

涙が出るくらいに、感激した。


『美しい』


というのとは一寸ちがう

『魅力』

というものがあるとすれば、

ぼくは、美しいものよりも、

魅力的なものの方が好きなんだろう。

魅力の裏には、必ずクセがある...



余談ではあるが、

シーレと同時にクリムトの作品も展示されていた。

クリムトの画は3年程前にも観た事があったのだが、

今回改めてクリムトを観ると、

どういうわけか、“傲慢さ”と“劣等感”を感じた。


『自分の目の前にあるモノゴト=自分を現す鑑』


だとすると、

今日得た感想というのは、実に興味深く、

現在の自分を見つめる上で貴重な経験といえるのだが、

それはさておき、今日は変な天気だったぁな...







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