引っ越しました。
新居には、僕の意思とは関係なく
既に家具が備え付けられていて、
僕が今まさにタイプしているパソコンの左手には、
蛍光灯のスタンドライトが煌々と光を放っている。
僕の嫌いなものの一つに、
“蛍光灯の光”
があるのだが、
久々に蛍光灯が照らす感じは、
詩がなくて、やっぱり近寄りがたい。
そういえば、今お思い出したのだが、
昔読んでいた雑誌で、何人かの建築家が紹介されていて、
プロフィール欄に
『好きなもの』
嫌いでないもの全て
『嫌いなもの』
好きでないもの全て
と、答えている方がおられて、
十代ながら生意気に、
『つまんね〜』
と、軽蔑し、非常に近寄り難さを感じた事があった。
今想うと、蛍光灯のとそっくり。
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