2014年2月4日火曜日

欠片、拾い集めればそれは武田

今すんでいる阿佐ヶ谷の家の敷地は、

わりあい人通りのある路面に面している為、

窓を開けていると、

何気ない会話の欠片が、塀を乗り越えて飛び込んでくる。


家の前を通る一瞬なので、言葉は自ずと “欠片” になるのであるが、

この、“欠片” というのが、実に楽しくてたまらない。

顔も見えない、話の前後もわからない、

あるのはその瞬間の “声色” と、

切り取られた言葉の “欠片” 。

これが実に想像力をかき立てて、

愉快な気持にしてくれるのだ。


昨日は、僕が家でパソコン仕事をしていると、

60歳くらいと思われる老婆が、


「そんなに噛んじゃダメェ〜」


だって。


思わず、飲んでいた牛乳を吹き出してしまった...。

じつにめでたい昼下がりであった。

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