今すんでいる阿佐ヶ谷の家の敷地は、
わりあい人通りのある路面に面している為、
窓を開けていると、
何気ない会話の欠片が、塀を乗り越えて飛び込んでくる。
家の前を通る一瞬なので、言葉は自ずと “欠片” になるのであるが、
この、“欠片” というのが、実に楽しくてたまらない。
顔も見えない、話の前後もわからない、
あるのはその瞬間の “声色” と、
切り取られた言葉の “欠片” 。
これが実に想像力をかき立てて、
愉快な気持にしてくれるのだ。
昨日は、僕が家でパソコン仕事をしていると、
60歳くらいと思われる老婆が、
「そんなに噛んじゃダメェ〜」
だって。
思わず、飲んでいた牛乳を吹き出してしまった...。
じつにめでたい昼下がりであった。
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